Admin/ 1月 2, 2024/ 2023年年末ニカラグア
早朝、グラナダを出発し一路マナグアの空港へ向かいました。朝食はBOXをホテルに用意してもらいましたが簡単なシリアルだけでしたね。空港の国内線ターミナル(?)は国際線に比べると、「小さな小屋」と言ってもよいくらい簡素な建物で、すでに多くの外国人の姿がそこにはありました。
ニカラグアの国土は北海道と九州を合わせた程度の大きさしかなく、人口密集地域である太平洋側の都市へはマナグアから3~4時間圏内の為、国内線のフライトはありません。国内線は、カリブ海の島やカリブ海側の熱帯雨林にある陸の孤島へと飛んでいます。年末年始ということもあり、空港にいた人のほとんどがコーン島へのお客様でした。事前の情報では国内線のフライトが12人乗りなので今回のツアーは11名様限定となったはずでしたが、実際にはコロナ禍以前同様に需要に合わせて機材の数や大きさを調整しており、必ずしも限定する必要はなかったのかな、とも思いました。ま、どちらにしても今回の人数に収まったのですけど。
多くの人たちが次々に空港を出発していく中、案の定(?)、私たちは最後まで残されてしまいました。それでも、定刻の30分遅れ程度でマナグアを出発することができました。
飛行機はセスナ社の208型機(通称キャラバン)と呼ばれている機種で、ナスカの地上絵のフライトやギアナ高地などでも使われています。運航速度は双発のプロペラ機やジェット機に比べると遅いので、コーン島へは1時間半くらいかかりました。
ところで今回、私たちが向かったのはリトルコーン島でした。その名からお判りいただけるかもしれませんが、リトルコーン島はビッグコーン島と対をなす島で南北に位置し、2島でコーン諸島を形成しています。飛行場は南側のビッグコーン島にあり、そこからボートで北側にあるリトルコーン島を目指します。
と、いうことで私たちが搭乗した飛行機はビッグコーン島に着陸しました。
空港の建物は小さな平屋の建物だけで、外にはホテルが手配したタクシーが3台私たちの到着を待っていました。すぐに分乗して、港へと向かいました。港の桟橋の中までタクシーは入ってきてくれて、車を降りるとすぐにボートに乗船し、一路リトルコーン島のリゾートYemayaを目指しました。
旅にトラブルはつきもの、と常に言われますが、この日も少しトラブルがありました。ボートのエンジンの調子が悪く、途中からスピードが落ちてしまいました。さらには異常気象で天候が悪く、波は高めで船が良く揺れ、みなさま、結構気持ち悪くなりながらホテルへと到着することとなりました。それでも移動中に雨雲は抜け、ホテル到着時には晴れ間が覗くまで天候が回復していましたがそれでも肌寒い天気で、私は内心(こんなのコーン島の天気じゃない)と心穏やかではありませんでした。結局この日は、そのあとも何回か雨に降られる天候でした。
到着後私たちはレストラン兼フロントの建物に通されました。まだ午前中でしたが、順次部屋の準備をしているとのことで、お部屋の準備ができた方からお部屋にご案内しました。その後、昼食を2時間くらいかけてゆっくりとお召し上がりいただいてから、午後は自由行動としました。
リトルコーン島は、南北3km、東西0.5~1.5kmほどのとても小さな島で、島内には道路がなく車もありません。私たちが宿泊したリゾートは島の北側にあり、港がある町はビッグコーン島側の島の南にあります。
せっかくなので夕方、地元の人々が暮らす中心地のほうへと歩いてご案内しました。雨の影響で足元がかなりぬかるんでおり歩きにくかったですね。街のほうは、コロナ禍の影響があったのか、私が以前ニカラグアに住んでいたころに比べると、格段に寂れており少し寂しい感じもしましたが、静かな島の中で賑わいを見せていたトランキーロカフェに皆で入り一杯飲んだあと、水上タクシーと徒歩の2組に分かれてホテルへと戻りました。
徒歩組は、明かりもほとんどないだ自然の中を歩きました。途中、ヤシガニなどを見つけることもできました。行きに比べると歩きなれたのか、心もち、早めにホテルに到着することができました。
ホテルで夕食をお召し上がりいただいた後、この日はゆっくりと皆さんお休みいただきました。