Admin/ 1月 1, 2024/ 2023年年末ニカラグア
新年あけましておめでとうございます。
毎回恒例ではありますが、今年も「簡易おせち」をご用意させていただきました。さすがに皆様持ってきていることをご存じで、逆にさらなる差し入れもあったり、朝のセッティングをお手伝い頂いたりと、皆様にご協力いただき、とても充実した「おせち」になりました。
お屠蘇とおせち、それにホテルの贅沢な朝食で2024年の食べ始めを終えた後、この日はグラナダ郊外にあるモンバッチョ火山のキャノピーをお楽しみいただきました。
グラナダの郊外にはモンバッチョという火山があります。標高は1344mですが、市内からはその大きな姿を一望できます。最後の噴火の記録は1570年ですが、活火山として現在も活発に活動しており、近年では山頂付近から噴出する火山性ガスによって山頂付近の植生がだいぶ変わってしまった、とのことでした。
以下の画像のリンク先であるGoogle Earthを使ってみていただくとよくわかるのですが、モンバッチョ火山はその山体が大きく崩れています。諸説ありますが数千年~2万年ほど前に山頂付近の山体が大きく崩れる爆発的な大噴火を起こしたといわれています。そして、その岩石や土砂が流れ込んでできたのが手前にあるイスレータスと呼ばれるニカラグア湖の群島になります。
2024年最初の観光は、このモンバッチョ火山とイスレータスというグラナダが誇る2つの観光地を巡りました。
モンバッチョ火山の中腹は、モンスーンが当たることから雲霧林を形成しているため、山の中腹はコーヒーの栽培に適しており、有名なコーヒー農園があります。そしてその雲霧林のなかを走るジップライン(キャノピー)をお楽しみいただきました。
まずビジターセンターに到着した私たちは、そこからトラックに乗り換えます。というのもモンバッチョ火山はとても急勾配な坂道のみがあり、一般車両では上まで上がれないのです。もちろん一般車両も通れるような道路を付けることもできるとは思います。それをあえてしないのには、オーバーツーリズムや環境問題への対策であったり、利権そのものの問題であったりと、様々な理由があるものと思われます。
トラックに乗ると、私たちのほかにニカラグア人の若い女性2名も今回一緒にキャノピーを廻ってくれるということで、積極的にお声がけしていただき楽しいひと時を過ごすことができました。トラックで山の中腹にあるキャノピーの事務所に到着すると、ここから装備を付けます。ヘルメットやハーネス、手袋などを装着し、いざ!森の中へ。
まず初めに、どのように滑るのか、レクチャーが行われました。皆さん、すでにいろんなところでキャノピーをしたことがあるので、多くを説明しなくてもご理解いただいていたようで大変助かりました。
モンバッチョのキャノピーには、全部で11本のラインと3つのつり橋がありました。いままで私はメキシコやベリーズ、コスタリカなど色々なところで、お客様をキャノピーにご案内してきましたが、ここモンバッチョのキャノピーは森の中を飛ぶように楽しめることや、いろんなポーズをとれるようにガイドが積極的に手伝ってくれるところなど、とても秀逸なキャノピーだと思います。今回は、多くの方が空を飛ぶかのような姿勢でキャノピーをお楽しみいただく機会があり、しかもそれをビデオに収めてくれました。以下、皆様のビデオを掲載しますので、ぜひご覧ください。※プライバシー保護のため、一部画像を加工してあります。
キャノピーを思う存分楽しんだ後、ビジターセンター近くのコーヒー農園に立ち寄り、名産のコーヒー豆をお買い上げいただく機会を設けました。また、併設のカフェでその場でコーヒーをお楽しみいただくお客様もいらっしゃいました。
その後、来た時と同じようにトラックで山を下りビジターセンターへ。そこでニカラグア人観光客2名とも別れ、バスでグラナダ市内のレストランへと向かい昼食をお召し上がりいただきました。
昼食後は、少しの時間の間ですが自由行動の時間を設けました。皆様、町中にお土産物を買いに出たりしたことと思います。わたしは、ホテルに戻るお客様をご案内した後、あとから何人かの方が向かわれたガイドお勧めのチョコレート店に後から向かいました。私はそのお店を知らなかったのですが、チョコレートの実や木から紹介し、チョコレートの製法を実演を交えながら面白おかしく紹介するお店でした。
ちなみに、その中で使っていた「バテ・バテ・チョコラテ♪~」というのは、MIX MIX CHOCOLATE という意味なのですが、後から調べてみたら、どうやら子供向けの曲のようです。せっかくなので、右→で紹介しておきます。
この日の夕方は、ニカラグア湖に浮かぶ群島イスレータスのボートクルーズでした。イスレータスは、大小365の島々からなる群島で、モンバッチョ火山からの噴出物で大昔に形成されたといわれています。島はその多くが個人所有されており、お金持ちや有名人の別荘となっています。
周りは野鳥の宝庫となっており、夕陽に合わせてのマジックアワーでたくさんの野鳥をご覧いただきたかったのですが、出発時にまさかのトラブル。違法駐車によって大型バスが道路を曲がれず道をふさいでおり、通行止めになってしまっていました。その影響で30分ほど出発が遅れ、薄暗くなってからのボートクルーズのスタートとなってしまいました。
それでもボートからは、アメリカレンカクや猿などをご覧いただくことができました。
その後、夕食のレストランへ。明日はこの度のクライマックス、リトルコーン島へ向かう日です。早朝のフライトの為、非常に朝早くホテルを出る必要があるために、早めにお休みいただきました。